【一十三十一】おすすめ曲5選 ~ シティポップの女王 ~
前回の記事は山下達郎のファンクナンバーで10選だったが、個人的には執筆していて「〇選」方式のフォーマットがしっくり来た。ただ10曲選ぶのはそれなりの時間を要するのに加え、記事の内容も間延び感を否めず読者負担が大きい(前回は私の達郎愛が出過ぎた)。
今回は数を半分にして「おすすめ5選」で紹介していこうと思う。
↓前回の記事
この記事のコンセプトはあくまで「入門編」。マニアックになりすぎないよう、ポップでわかりやすく、アッパーでノリやすい曲を中心に選曲した。
DIVE
2012年に発表されたアルバム「CITY DIVE」に収録された1曲。
良い意味で打ち込みでしか出せないドラム・ベースのグルーヴ感と、ギターカッティングを中心とした生楽器のグルーヴが絶妙にマッチしている。
まずはこれから聴いておけば間違いない。
Last Friday Night Summer Rain
youtu.be(※1:45~)
2013年に発表されたアルバム「Surfbank Social Club」 に収録された1曲。
おしゃれなギターやコーラスの聴いたスラップベースがフィーチャーされており、DIVEに比べるとより爽やかで「生感」がアップしている。
オープン・カーで海辺をドライブしながら聴きたい1曲だ。
summer rich
2011年にDORIANが発表したアルバム「studio vacation」に収録された1曲。
80年代を意識したかのようにディスコチックでイケイケなグルーヴが一十三十一の歌声にピッタリ。DORIANが一十三十一の良さを十二分に引き出している。両者ともに素晴らしい。
Night Flight Telephone Call feat. PUNPEE
2014年に発表されたアルバム「Snowbank Socail Club」に収録された1曲。
このアルバムは「Surfbank Social Club」と季節的に対をなす作品で、その狙い通り全体的に冬っぽい曲が多い。
Night Flight Telephone Call feat.PUNPEEは紹介済みの「DIVE」や「Last Fryday Night Summer Rain」と比較すると打ち込み間が強いが、PUNPEEのラップと相性抜群で、これはこれで素晴らしい。
Serpent Coaster
2017年に発表されたアルバム「Ecstasy」に収録された1曲。
このアルバムは、すべての曲がDORIANによって作曲・プロデュースされており、かなりダンス色の強いイケイケな作品である。
一十三十一の声に対するエフェクトのかけ方もそれまでの作品とは一味異なっている。
以前は薄くリバーブをかけ、少し離れたところから空間全体を包み込むような歌声が広がっていたが、この作品ではリバーブが抑えられており、より耳の近くで生々しく歌うようなニュアンスになっている。
ファンには伝わると思うが、山下達郎のSONORITEを初めて聞いたときに感じた音の変化に近いものがある。
おわりに
以上が、一十三十一のおすすめ曲5選だ。どうだろう。一十三十一の良さが伝わっただろうか。
ちなみに、一十三十一の公式HPによると、長らく待ちわびた新譜がいよいよ11月11日に発売されるようだ。この記事で一十三十一が好きになった人にはぜひ新譜も手に入れてほしい。
ではでは。